諏訪は良いとこ、一度はおいで〜♪
 東方プロジェクト10作目、東方風神録の舞台となったのは長野県諏訪市にある諏訪大社。
 コミケも終わり、ちょうど原稿作業もひと段落していた一梨乃みなぎと、パラレルパラソルのJUM氏は、長野の空気とケロちゃんに惹かれるように諏訪へ行こうという空気になっていた(意味不明)
 諏訪市は宿場温泉町ということだが、観光地化もさして進んでおらず、のんびりとした空気が特色。
 さらには「神社に行くなら早朝に限る」という先入観から、深夜2時、ルート299、十石峠の険しい峠道を超えて諏訪へと乗り込んだ。
 

 ☆ ☆ 

> は じ め に

故東方風神録なのか? 

 それは東方にゆかりのある場所で、近場が諏訪大社だったと言う事が一つ。
 それから、この年11月に行われるイベント「東方紅楼夢」合わせの合同誌の企画が『風神録本でヒトツ』ということだったのだ。
 どうせ作るなら、諏訪で打ち合わせ、兼諏訪大社で合同誌成功祈願と洒落込もうぜ!? という発想から。
 今回一緒したメンバーは3人、全員合同誌執筆メンバーだ。

 ☆ ☆ 



> 準備「サモンタケミナカタ」

着は日が昇ってから。

 神社で御来光と行きたいよね、と言いつつ、結局はいつもこんな時間。
 前宮、本宮、春宮、秋宮の4つから成る諏訪大社のうち、もっとも起源の古いとされる(?)前宮。
 4つの中ではもっとも人手が少ないながら、雰囲気も良く個人的にはお気に入りのお社です。
 ここには風神録での東風谷早苗や使うスペルカードに関係する神事などの説明がいろいろ見られましたが……日本語って難しい(爆
 残念なことに、具体的に何がどうしたかまではよくわかりませんでした……





> 神符「水眼の如き美しき源泉」

宮を少し上ると、神奈子のスペルカードの元ネタがありました。

 神符「水眼の如き美しき源泉」
 自分自身ヘタレ過ぎて、ほとんど自力では見れないレベルのスペルカードではあるんですが。
 しかし、水は澄んでいて景色や空気も良好、この水眼(すいが)は諏訪大社の中でも一番お気に入りの場所です。
 画像の右には神祭「エクスパンデッド・オンバシラ」でお馴染み(?)の御柱(おんばしら) も見えます。



 こちらは下から見上げた角度から。
 この前宮、そして本宮は山のふもとの斜面に立てられていて、その山の名前が『守矢山』とのこと。
 さらに上へ登っていくと、いろいろあるんですが、さすがにそこまでは……

 ☆ ☆ 



> 天流「お天水の奇跡」

よいよ、本宮へ。

 本殿である諏訪大社本宮の風景。
 天流「お天水の奇跡」はどうやら諏訪7不思議のうちのヒトツらしいという記述も。
 非常に地元民に根付いて信仰されている社で、朝も早くから、何人かの参拝客も見られた。
 これだけ愛されているのだから、神奈子が廃れた博麗神社を不憫に思うのもなんとなくうなづける。




 諏訪は温泉宿場町というだけ合って、水だけではなく、温水(温泉?)もありました。
 迂闊に手の伸ばすとアッチッチ、なんてことも。
 もちろん絵馬には諏訪子の姿が多く見られました。

 ☆ ☆ 



> 「マウンテン・オブ・フェイス」

の斜面に見つけたお社。

 本宮から少し歩いたところにある崖にあった小さな神社。
 山全体が信仰の対象だということだけあって、この社だけでなく、山の斜面には至るところに小さな神社があった。
 しかもどれも4本のオンバシラがなんらかしらの形で建てられている。
 ……しかし、興味本位で近づくにはちょっと場所が悪すぎた!!
 



 そのお社からはすばらしい景色……というよりも、むしろ崖の斜面なので、足がすくむ高さ!
 神奈子たちも、毎朝この景色を守矢の山の頂から見ていたのだろうか。
 

 ☆ ☆ 



> ネイティブフェイス

訪湖の反対側に回っての春宮の風景。

 4つある社の中でも、もっとも観光地然として、それっぽく建てられているのが春宮。
 東方風神録ではタイトル画面? ステージ5の道中? やらでこの社をモチーフにされている部分があるとかないとか。
 訪れた時間もすっかり日が昇った時間だったので、巫女さんたちがたすきがけをした姿で掃除に励んでいる姿が見られた。
 眼福でした……
 



 春宮のお社。
 縄は蛇を示す物。 やはり神奈子。
 
 

 ☆ ☆ 



> 「風神様の神徳……??」

んと、諏訪の町にはこんな場所が。

 おんばしらグランドパークって……いくらなんでも……なネーミングセンス。
 「最近は、厳かな雰囲気を見せるよりも、友達感覚の方が信仰が集まりやすいのよ」
 という神奈子のセリフが聞こえてきそうです。
 

 ☆ ☆ 

 これが、おんばしらグランドパークなるもの。
 訪れた時、風鈴市が行われており、たくさんの風鈴が飾ってありました。
 風祝の巫女、と呼ばれる早苗さんとの因果をなんとなく感じてしまったのは気のせいでしょうか。


 諏訪市は標高800m。夏の日差しこそ強かったですが、空気は軽やかで、非常に過ごしやすい町でした。
 しかもついでに、コミケの申し込みも諏訪市で済ませました。
 諏訪子の「ケロちゃん風雨に負けず」という感じで、コミケも無事受かりますように……!
 


 ☆ ☆