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□□■ Note >> 2人きりの同窓会 ■6年ぶりの友人に会った。 自分は高校卒業後、1年間だけ東京で一人暮らししていた。 仕事は新聞奨学生で、住み込み……だったが店舗が建て替えで近くのアパートで暮らしていた。 その時の同期の同僚に再会した。 大体連絡が取れたことがまずオドロキ。 もう自分は二度と会えないだろうと思っていたのに、だ。 彼は自分が1年の奨学生期間を終え辞めたあと、やはりすぐにやめたらしい。 その後湘南や都内でバイトしながら暮らした後、北海道の大学に合格し北海道で暮らしたとか。 たまたま東京の方に着たので、面白半分で自分の実家へイタ電したら偶然自分が出た、と。 正直かなり嬉しい再会だった。 話すことは特になかったけども……奨学生として過ごした1年間は自分の人生でもターニングポイントとなったし、濃密な1年間で思い出深い。 当時一緒に苦楽を共にし、同じ釜の飯を食った仲間であるしね。 自分がトランスを聞くようになったのも、直接的には彼の影響ではないが、彼と一緒にHMVやタワーレコーズのCDをあさった思い出もあり、自分の趣味の中に刻んでる人間であるのには違いない。 とにかく仕事がきつかった。 よく1年続いたなと今でも思う。 隣の店舗では自分と同期の人は全員途中でリタイアしたし、自分の専売所でも1年続いたのは、自分と彼の2人しか居なかった。 初めて煙草を吸ったとき、炭酸の味を覚えたとき、モスバーガーで騒いだり、銭湯に駆け込んだときも、そう言えば彼がいつもとなりに居た。 お互い励まし会って、過ごした一年間だったなぁ。 しかし、とりわけ趣味が合うわけでもないので、何となく食事を摂りながら細々話したり…… あの時一緒していた先輩方もあらかた辞めてたりで、大学行ったり、就職してたりで、みんなそれぞれの道を歩んでいた。 それで自分はどうしてるの? と訊かれて「夜働きながらお絵かきしてる」と答えておいた。 果たして自分は、自分の道を歩んでいるんだろうか? そう思うと、今はまだ道じゃない道を迷いながら進んでいる気がする。 同期の彼は大学をようやく卒業し、就職が決まったのだという……東京へは用事があってのことだが、ちょっと親の顔も見たいからと話していた。 親は今相模湖周辺でホームレスなのだという。 一緒に仕事をしていた当時から、彼の家庭はいろいろありそうではあったが…… いつまでも迷ってられないな。 別れ際に自分はそう思った。
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