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□□■ Note >> Biscayne 製作ウラ話




biscayne

 自身のサイトとは言え、あまり原作者側が「この作品はこういう答えなんだ」という読み方を押し付けるのも差し出がましい気がするので、ややでしゃばりな感はありますが、作品を読む上でヒトツのガイドとなればなぁと言う形での作品解説です。
 8月15日、コミケ76にて頒布しました作品、Biscayneという物語を楽しむ上でのちょっとしたスパイスになればと思います。

biscayne

■表紙の幽香は何故オッドアイなのか?
 東方Projectには幽香は二人います、一人は東方花映塚にある赤い瞳の"風見幽香"もう一人はそれ以外にある姿である青い瞳の"幽香"です。
 二人は同一人物とされていて、実際東方幻想郷の頃の幽香と、東方花映塚の幽香ではあまり人間的には変わってない印象も受けます。
 しかし、彼女を取り巻く状況はどうでしょうか?
 当時の東方と今の東方ではすっかり世界が変わってしまったように感じました。

biscayne

 今回の作品、描きたかったのはどちらのキャラクターでもありません。 
 東方の作品中にある幽香と言う存在についての幽香と言うキャラクターではなく、もっと包括的な存在……幽香のマトリックスを描きたかったのです。
 どちらの瞳の色の「今」や「当時」を描くのではなく、幽香と言う存在自体を表現したかった……だからオッドアイでの表紙になりました。

 当時、東方怪綺談で登場した、アリス、霊夢、魔理沙の3人は当時の面影も無いわけではないですが、すっかり変わってしまいました。
 そんな幻想郷の中で、幽香はどうなのでしょうか?
 彼女はどういう気持ちで今の幻想郷に在るのでしょうか?
 その自分なりの解釈を作品に詰め込んだつもりであります。

■タイトル"Biscayne"について
 英語です、ビスケインと読みます。 
 おそらく英単語の辞書には載っていません。
 アメリカ、フロリダ州にある70%以上が海上にあるといわれるビスケイン国立自然公園(Biscayne National Park)からの由来です。
 幽香は花の妖怪として解説されていますが、今作品を作るにあたってさらに幽香を「自然の権化」と広義的に解釈して描きました。
 幽香は上にも描いたように、PC98版時代の空気を持つキャラクターという解釈が自分の中であったので、自然の保全、保護を目的とした「自然公園」という存在という存在とのマッチング、またかつての廃墟に向かうシチュエーションを公園に立ち入るという行為を引っ掛けたタイトルです。
 もっとも、それ以前に……

 もともと自分は作品イメージを音楽から拾う事が多いのですが、この楽曲から作品製作においてかなりの影響をうけました。
(この楽曲以外にもいろいろありますが)
上に描いた解釈ももともと、イメージの元となる楽曲や作品タイトルが(いくつか)あって、そこからイメージを広げていくにあたって生まれてきたアイデアです。




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