プリーストのリンは退屈な毎日を送っていた、冒険に溢れ、華やかな攻城戦や暖かなふれあいを感じることが出来るのは、エリート層……
俗にいう「殴りプリ」の彼女は、一人きりでソードメイスを振り回す毎日に退屈していた。
そんなある日、彼女はいつもの教団の力仕事を任され、包帯の搬入で訪れた騎士団で一人の女騎士を見る。
騎士の少女は今日も懲りも無く団長に怒鳴りつけられていた……そういえば前に訪れた時も、あの少女は団長に怒られていた。
お世辞にも豪華とは言いがたい装備品、身長はやや低く、力の抜けた表情はとても騎士と言う凛々しさには遠く離れているように見えた。
……別に彼女と仲良くなりたいとか、話してみたいとか、そういう気持ちではない。
ただ、毎日のように怒られている彼女を見て、ホンの少し気になっただけ……
リンは退屈な毎日から抜け出そうと手を伸ばすように、少女の住む衛星都市イズルードへと向った。
――構想2年?いや3年? とにかく随分前からあったアイデアの作品です。
紆余曲折ありましたが、何とか作品と言うカタチにはなりそうです、5月のイベントのプレリリース版をディベロップした作品です。